お互いの効果をより高めあう漢方と鍼灸
漢方薬と鍼灸は古くから一緒に行われており、互いの効果を高め合い相乗効果をもたらすとされています。
東洋医学では、体内の「気血水のバランス」が崩れることで心身の様々な不調が起こると考えられています。
漢方薬や鍼灸によりバランスを整えることで、原因が分からない症状(アレルギー、消化器系の不調、更年期障害、体力低下など)や総合的な健康状態改善が見込めます。
また、自然由来の成分のため長期間使用できるというメリットがあります。
漢方薬の基礎知識
漢方ってどんなお薬でしょうか?漢方薬は、原則として二種類以上の生薬(しょうやく)を、2000年以上積み重ねられた経験則をもとに、決められた分量で組み合わせて作られたものです。
生薬(有効成分)の働きにより、複数の症状や不定愁訴といった体質の改善が期待できます。
西洋医学は原因を検査で見つけ出し、その部位を集中的に治療しますが、東洋医学では「心身一如」といった心と体を一つとして考えて体全体の崩れたバランスを鍼灸・按摩・湯液(漢方薬)などで整え自己の治癒力で改善を図ります。
漢方薬は、大きく二種類に分けられます。
一つ目は「煎じ薬」といい、生薬を水から煮出したものです。二つ目は「エキス剤」といい、煮出した液をインスタントコーヒーのように乾燥させた粉末です。煎じ薬より効果はやや劣ると考えられますが手軽に飲むことができ、忙しい時や携帯にも便利です。それぞれ保存方法が異なりますので、正しい取り扱いの知識が必要です。
鍼灸の基礎知識
当鍼灸院では初めての方でもご安心していただけるように、鍼(はり)は通常より細く痛みを感じづらいものもご用意しておりお試しいただけます。
また、お灸のみといったご希望でも施術が可能です。
当院の特徴は、東洋医学と西洋医学に基づいた鍼灸治療を行います。
東洋医学では身体のツボに鍼やお灸を行うことで自らの身体本来が持つ、自然治癒能力を引き出すことで身体のバランスを整えることができると言われています。
また、近年では鍼灸による論文が増加しており、西洋医学的に解明されているエビデンスが多く発表されています。
鍼・お灸の働きの一部をあげると、コリに対して血流改善、痛みに対する鎮痛作用、胃腸の動きを促進することなどがあります。
当院では、国家資格を持つ鍼灸師が一人ひとりに最も適した方法を提案し、オーダーメイドの鍼灸治療をご提供させていただきます。
肩こり、腰痛、目の疲れ、ストレス、睡眠、便秘、不定愁訴(しゅうそ)などお悩みの方は是非一度ご相談ください。
漢方と鍼灸の併用
鍼灸と湯液(漢方薬)は古来から一緒に行われており、相性が良く合わせることでお互いの効果を高めることが期待できます。
鍼灸では身体の外側から経絡やツボを刺激することで経絡の流れをよくし、気血水(津液)のバランスを整えます。一方、漢方薬は服用することで身体の内側から気血水の改善を行います。
当院では、鍼灸師と漢方薬・生薬認定薬剤師の資格を持った薬剤師が駐在するため、「鍼灸と漢方薬」の両方から患者様の健康に対して適したご提案をすることができます。
また、美容鍼をセットで合わせて行うこともでき、アロマコーディネーター・薬膳の資格も持つため、日常の食生活・セルフケアを相談していただくことも可能です。
更年期に悩む40代~60代の女性の方、飲食業を営む方にも大変ご好評いただいております。